同棲せずに結婚はアリ?後悔しない準備法を解説

同棲せずに結婚するカップルのサムネイル画像
結婚前の同棲をすべきか悩む男女のイラスト

結婚を考えているカップル

「同棲をせずに結婚したら、生活の相性は本当に大丈夫? 周りは『一度一緒に住んだ方がいい』と言うけれど、自分たちはそのまま進んでもいいのかな…」

こうした疑問や不安を抱える方は珍しくありません。特に結婚相談所にご入会いただく方の中にも、「すぐにでも結婚したい」「両親が同棲に反対している」という理由で、同棲を経ずに結婚を目指すカップルが多くいます。

本記事のテーマ

同棲をせずに結婚する選択のメリット・デメリットと、安心して結婚生活をスタートさせるための準備方法

この記事では、婚活カウンセラーの視点から「同棲をせずに結婚することのメリットとリスク」を整理し、さらに生活の相性を確認するための工夫(旅行・短期滞在・お互いの家で過ごす習慣など)をご紹介します。

私はIBJ加盟の結婚相談所「マリッジコンシェルジュ Sweet Color」で婚活カウンセラーをしています。日々のサポートで積み上げたケーススタディをもとに、数字や理論だけでなくリアルな婚活現場の知恵を交えてお伝えします。

この記事を読むことで、
①同棲をしなくても安心して結婚に進む方法が分かり、②生活習慣や金銭感覚の確認をどう行えばよいかが具体的になり、③「やっておけばよかった」と後悔しないための準備チェックリストも手に入ります。
結婚に直結する重要なテーマですので、ぜひ最後までご覧ください。

同棲をせずに結婚するメリット

同棲をせずに結婚するメリットのイメージ

同棲を経ない結婚は、決して「無謀」ではありません。価値観・ご家族の意向・ライフプランを尊重しながら、結婚準備を丁寧に進めていく選択です。ここでは代表的なメリットを整理します。

  1. 意思決定がブレにくく、結婚のタイミングが明確になる
    同棲の快適さで結婚が先延ばしになるリスクが減り、入籍時期や住居選び、予算決定がスムーズになります。
  2. ご家族・親族との関係構築が進めやすい
    「婚前同棲に抵抗がある」ご家庭でも安心。顔合わせ〜結納/食事会〜挙式まで、各イベントを穏やかに進行しやすくなります。
  3. 「結婚後に二人で整える」前提で、家事・家計の共通ルールを作りやすい
    生活の土台を新居でゼロイチ設計でき、不要な固定観念や役割の押しつけを回避しやすくなります。
  4. お金と時間のムダが少ない
    「同棲→解約→新居」の二重初期費用や二度の引っ越しを避け、最短ルートで新生活に入れます。
藍 代表

同棲なしだからこそ“結婚”が出発点。二人で必要なものをゼロから選び、シンプルに整えていけます。

同棲をしない場合に考えておきたいリスク

同棲をしないことのリスクを話し合うイメージ

一方で、婚前の生活のすり合わせの機会が少ないことによる「見えない盲点」もあります。事前の準備と対話で十分に軽減できますので、以下を参考にしてください。

  • 生活リズム・衛生観のギャップ
    起床/就寝、入浴・洗濯頻度、片付け基準、音/においの感度など。
    短期滞在でテスト(後述)
    会話のきっかけ:「掃除は“どこまでで完了”にする?」
  • 金銭感覚の温度差
    固定費/変動費の線引き、貯蓄ルール、立替・清算のやり方。
    共通財布ルールの事前合意で解消(後述テンプレ)
    会話のきっかけ:「先取り貯蓄は“共同+各自”でいくらにしようか?」
  • 意思決定の仕方の違い
    迷った時の優先軸(価格/品質/スピード/安全)、最終判断者の決め方。
    「役割×再審査の頻度」を決めると衝突が減少
    会話のきっかけ:「どちらが最終判断する?どのタイミングで見直す?」
  • ストレス時のコミュニケーション
    忙しい時/体調不良時/トラブル時の接し方。
    “合図・保留・再開”の3ステップを用意
藍 代表

「同棲で得られる気づき」は、短期滞在・模擬運用・ルールの確認で十分に代替できます。要は準備の濃度です。

同棲なしでも“生活相性”を確認する実践パターン

料理を通じて生活相性を確認するカップル

A. 48時間ショートステイ(週末2日)

片方の自宅で48時間「生活フロー」を再現。食事の用意→洗い物→洗濯→ゴミ出し→就寝までを体験します。

・役割分担をその場で決める/交代してやってみる
・衛生基準(床・水回り・冷蔵庫)と“気になる点”を共有

B. 旅行シミュレーション(1泊2日)

段取り力・予算感・体調配慮が表れやすい。移動〜食事〜休憩〜トラブル対応の価値観を確認。

C. 二人の“静かな時間”テスト(90分)

一緒にいて各々の作業をする時間を確保。無言がストレスにならないかを確認します。

ふりかえりは3点だけ。
①気になったこと1つ②良かったこと1つ③次に試すこと1つ

藍 代表

“プチ体験”の目的は勝ち負けではありません。気づきを集めて、2人の形に直すだけです。

“揉めにくい”を作る3つの合意:家計・家事・連絡

家計と家事について話し合うカップル

① 家計ルール(例)

  • 固定費:家賃・光熱・通信・保険は収入比で按分(例:6:4)するか、家賃・通信はAさん、光熱費・保険はBさんなど項目毎に割り当て。
  • 変動費:食費・日用品は共通財布/娯楽・交際費は各自。
  • 貯蓄:先取りで“共同貯蓄”+“各自貯蓄”。目標額と用途を明記。
  • 清算方法:月初に前月の実績を確認。

② 家事分担(例)

  • 得意/苦手で分担:料理・洗濯はAさん、洗い物・掃除はBさん
  • 当番制:週単位でローテーション(料理⇄洗い物、洗濯⇄掃除 等)。
  • 例外運用:繁忙・体調不良時は柔軟に対応。

③ 連絡・コミュニケーション(例)

藍 代表

「まずはやってみる→少し直す」。これが一番、長続きします。

入籍前チェックリスト(同棲しない方向け)

入籍前のチェックリストを書く女性
  • 入籍2か月前まで:新居の方針(場所/広さ/通勤/家賃上限)を3つに絞る
  • 入籍6〜4週間前:初期費用と家具家電の優先順位を決め、購入タイミングを日付でメモ
  • 入籍1か月前:家計ルール(固定費按分・共通財布・先取り貯蓄)の“試用版”スタート
  • 入籍3週間前:家事分担の初期表を作成(2週間試して見直し)
  • 入籍2週間前:連絡・ミーティングの頻度、喧嘩時の再開手順を共有
  • 入籍1週間前:健康・仕事・将来設計(子ども/キャリア/介護)の希望を最終確認

まとめ:同棲をしない選択は「準備の濃度」で安心に変えられる

同棲をしない結婚は、意思決定の明確さ・家族配慮・コスト最適化という面で大きな利点があります。一方で、生活相性や金銭感覚のすり合わせ不足は不安の種になりがち。だからこそ、短期滞在によるシミュレーションや家計・家事・連絡方法の話し合いで、事前にすり合わせをしていきましょう。

マリッジコンシェルジュ Sweet Colorでは、同棲をしない方針のカップルに向けて、家計ルール設計・家事分担表テンプレ・入籍前レビュー面談までワンストップでサポートしています。お二人らしい合意形成で、安心のスタートを切りましょう。

マリッジコンシェルジュ Sweet Colorは、結婚してからが本当のスタートだと考えています。結婚生活が不安な方は「我が家の初期ルール」を一緒に作成しましょう。

無料カウンセリングはこちらから
Instagram【毎日更新中】