婚活中は、お互いの価値観を知る大切な時期。だからこそ、ちょっとしたすれ違いが大きなケンカに発展してしまうことも。大切なのは「ケンカをゼロにする」ことではなく、起きたケンカをどう整えて、信頼を深め直すかです。
ここでは、婚活カップルが実践しやすい「仲直りのステップ」をわかりやすくご紹介します。明日から使えるテンプレや、ケース別のコツもまとめました。
目次
① まずはクールダウン。感情を落ち着かせる「安全時間」を作ろう

感情が高ぶっているときに話し合うと、言葉が強くなったり、受け取り方がネガティブになりがち。そんな時は、いったん距離を置く「安全時間」を取りましょう。目安は30分〜24時間。深呼吸や軽い散歩、シャワー、短時間の睡眠など、身体から落ち着かせるのも◎。
相手を不安にさせないよう、ひと言メッセージを添えるのがコツ。下のテンプレをコピペでOKです。
- 「今ちょっと感情が高ぶってるから、1時間だけ頭を冷やしてから話させてください」
- 「大事な話だと思うから、明日の夜に落ち着いて話せる?ちゃんと向き合いたいです」
- 「少し時間をください。落ち着いたら連絡します。あなたの気持ちも聞かせてね」
ポイントは、「放置」ではなく「予告」をすること。連絡の見通しがあるだけで、相手の不安はグッと減ります。
② 話し合いは「聞く」から。安心して本音を言える場づくり

ほとんどのケンカの根っこには、「分かってほしい気持ち」があります。最初に自分の主張を畳みかけるのではなく、相手の感情を先に受け止めると、驚くほど空気がやわらぎます。
✦ 聞くときの3ステップ(アクティブリスニング)
- 事実の確認:「その時、私は◯◯って言ったよね?」
- 感情のラベリング:「その言い方で悲しくなった?イラッとした?」
- 要約で返す:「つまり、私は連絡が遅くて不安にさせたってことだよね」
たったこれだけで、相手は「通じた」と感じます。先に理解を示すと、相手もあなたの話を対等に聞くモードに切り替わります。
③ 責めずに伝わる「アイ・メッセージ」。事実→感情→希望の順で
「あなたが悪い」「いつもそう」は、相手を守りに入らせてしまいます。代わりに、自分を主語にした伝え方=アイ・メッセージを使いましょう。事実 → 感情 → 希望の順が鉄板です。
✦ テンプレ例
- 「(事実)昨日の連絡が遅くなって、(感情)私は不安になったよ。
(希望)次は帰宅時間だけでも教えてくれると助かるな」 - 「(事実)デートの遅刻が続いて、(感情)私は大切にされてないのかなって感じた。
(希望)5分遅れそうならひと言LINEくれると安心するよ」
つい出がちなNGワードもチェック:
「いつも」「絶対」「普通は」は相手を追い詰めやすい言葉。「今回は」「私は」「具体的に」に置き換えるだけで、伝わり方がやさしくなります。
④ 「再発させない約束」を小さく。合図・ルール・タイムアウト

仲直りの仕上げは、次に同じことで揉めない工夫です。完璧を目指さず、小さく試せる約束にしましょう。
- 合図:ヒートアップしたら「タイム」のハンドサインで5分中断
- 連絡ルール:帰宅が遅くなる時は一言でもいいので送る(例:19:30まで会社だよ)
- 優先順位:大事な話は電話 or 対面、テキストは補足に
- 謝り方:「◯◯してあなたを不安にさせてしまったね。ごめんね」まで言い切る
⑤ ケース別・立て直しのコツ(LINE・遅刻・お金・価値観・距離感)
よくある5つの場面を、サクッと解決するヒント集です。
- LINE未読・既読スルー:即詰めより「見通し」の共有を依頼。「帰宅後にまとめて返信する派?」など運用を擦り合わせ。
- 遅刻が続く:理由の確認→対策の合意。「5分遅れる時はスタバで先に買って待つ」「到着予測だけ共有」。
- お金の価値観:“都度割り” “交代おごり” “共通財布”のどれが心地よい?上限額と頻度を先に決めると安定。
- 家事・きれい好き:「線」で決めず「点」で決める。例:週2回だけ流しを空に、など具体化。
- 連絡の頻度:朝・昼・夜の3定時のうち2回でOKなど、無理のない目安を。
⑥ ケンカ後のフォロー。関係を一段深める「ごほうび時間」

話し合いができたら、仲直りの実感をつくる小さなイベントを。おすすめは「短時間・低コスト・高満足」の3条件。
- ごほうびカフェ:お互いが好きなスイーツを1つずつ
- お散歩デート:夕方の15〜20分だけ、手ぶらで
- 感謝の交換:それぞれ今日の感謝を3つ言い合う
そして最後に、「今回学んだことメモ」をスマホにひと言だけ残すのがプロのコツ。次のすれ違いが半分以下になります。
⑦ よくあるQ&A(サクッと解決版)

Q. 先に謝るべき?
A. 先に「不安にさせた点」だけでも謝ると話が進みます。誰が正しいかより関係をどう良くするかを優先に。
Q. 何度も同じことで揉めます…
A. それは「価値観の違い」が原因かもしれません。
同じテーマで繰り返しケンカになるときは、どちらが正しいかを決める「正解探し」では解決しにくいです。
代わりに、「お互いが折り合えるポイント」を探すことが大切。
たとえば「家事の分担」で揉めるなら、完璧な50:50を目指すのではなく、まずは試しにルールを決めてみましょう。
「平日は私が夕食、週末はあなたが洗い物」など、具体的で小さな約束にすると続けやすいです。
さらに、そのルールを 2週間だけお試し → その後に見直す というサイクルを作ると、お互い無理なく続けやすくなります。
短期で区切って話し合えると不満をため込みにくく、ケンカの回数もぐっと減っていきますよ。
Q. 既読無視がつらい
A. 「返信の期待値」を揃えましょう。“緊急”は電話、LINEは最大24時間以内などの合意が効きます。
Q. デートの優先順位で不満が出ます
A. 婚活中は仕事・友人・家族などとのバランスも大事。
「月に◯回は必ずデート」「記念日は一緒に過ごす」など、最低限の優先ルールを決めておくと安心です。
曖昧なままにすると「大事にされていない」と感じやすいので、数字で目安を決めるのがおすすめ。
Q. お金の使い方でケンカします
A. 金銭感覚は結婚生活にも直結するテーマ。
「交際費の上限は月◯円まで」「プレゼントは年◯回まで」など、ルールを数値化すると納得しやすいです。
いきなり全部決めなくても、まずはお互いの金銭感覚を知ることから始めましょう。
Q. ケンカするとすぐ別れ話になります…
A. 感情的になったときの「別れる」は本心でないことがほとんど。
ただし繰り返すと信頼が揺らぎます。
ルールとして「別れ話はクールダウン後に冷静に話す」と決めておきましょう。
衝動的なセリフは二人の関係にとって毒になりやすいので要注意です。
⑧ それでも難しい時は…第三者を頼るのも立派なスキル

ふたりだけで解決しづらい時は、第三者(婚活カウンセラー)を挟むのがいちばん早い近道。感情の交通整理や伝え方の通訳が入るだけで、驚くほどスムーズになります。
もちろんSweet Colorでは、メッセージ文面の添削や話し合いの段取り設計もサポート。ひとりで抱え込まず、いつでもご相談くださいね。
さいごに:ケンカは「相性が悪い」サインではなく、関係が深まる入り口
ケンカのたびに落ち込む必要はありません。冷静になる → 聞く → 伝える → 小さく合意 → ごほうび時間。この流れを大切にすれば、ふたりの絆はむしろ強くなっていきます。今日のケンカが、明日のやさしさに変わりますように。
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