婚活に役立つ!愛が芽生える36の質問と活用法
「たった36の質問に答えるだけで、相手と恋に落ちるかもしれない」――そんな少し信じがたい心理学の研究をご存じでしょうか?
これはアメリカの心理学者アーサー・アーロン博士が1997年に行った有名な実験で、後に世界中で話題になりました。
この36の質問は、単なる雑談ではなく、親密さを高めるために科学的に設計された会話法。
実際に、この実験をきっかけに結婚したカップルまで現れたのです。
婚活においても応用できる「心の距離を縮める魔法の質問集」として、ぜひ知っていただきたい内容です。
なぜ質問だけで恋が芽生えるのか?

「質問に答えるだけで恋に落ちる」――これは偶然ではありません。36の質問には、人の心を近づける心理学的な仕組みが組み込まれています。
1. 自己開示の効果
人は自分のことを話す相手に親近感を抱く傾向があります。これを心理学では「自己開示の効果」と呼びます。
36の質問は、軽いテーマから深いテーマへと段階的に進む構成になっており、自然に心を開きやすいのです。
2. 返報性の原理
「相手が打ち明けてくれたから、自分も話そう」という気持ちが働くのが返報性の原理。
質問を交互に答える形式は、対等で安心できる関係性を築く助けになります。
3. 共感と“私たち感”
質問の中には「共通点を3つ挙げてください」など、二人の共通項を探すものがあります。
これにより「私たちは似ている」という感覚が生まれ、心理的な距離が縮まります。
4. 吊り橋効果と誤帰属理論
人はドキドキする状況を「恋心」と勘違いしやすいという研究があります。
36の質問には死や愛、人生観など心を揺さぶるテーマが含まれており、その緊張感が恋愛感情と結びつきやすくなるのです。
5. 視線とオキシトシン
最後に4分間見つめ合うというルールも重要です。
視線を合わせることで“愛情ホルモン”オキシトシンが分泌され、安心感や親密さが高まります。
質問のやり方とルール

質問に挑む前に、効果を高めるための進め方とルールを押さえておきましょう。
方法
- 静かで落ち着いた環境で、向かい合って座る
- 質問を交互に読み上げ、二人とも答える
- 必ず順番通りに進める(軽い質問 → 深い質問)
- 答えるときは「はい/いいえ」だけでなくエピソードを添える
- 最後に4分間沈黙して見つめ合う
ルール
- 相手を否定しない(違いを受け止める姿勢が大切)
- 正直に答える(よく思われたい答えより本音が効果的)
- 話す量をバランスよく(どちらか一方に偏らないように)
- 36問を一度にやらなくてもOK(1セットごとでも効果あり)
36の質問リスト(オリジナル版)

それでは、実際にアーサー・アーロン博士が提案した「愛が芽生える36の質問」をご紹介します。
第1セット(お互いを知る・軽め)
- 誰でも選べるとしたら、夕食を共にしたい人は誰ですか?
- 有名になりたいと思いますか?どんな方法で?
- 電話をかける前に、言うことをリハーサルしますか?その理由は?
- あなたにとって「完璧な一日」とは?
- 最後に歌を口ずさんだのはいつ?
- 90歳まで生きられるとしたら、心と体どちらを選びますか?
- 死に方を知りたいですか?
- 相手との共通点を3つ挙げてください。
- 人生で最も感謝していることは?
- 育った環境で変えたいことは?
- 明日1つだけ才能を得られるなら?
- 水晶玉が未来を教えてくれるとしたら、何を知りたいですか?
第2セット(少し深いテーマ)
- 長年夢見てきたことは?なぜ叶っていない?
- 人生で最も大切な達成は?
- 友情において最も大切なことは?
- 記憶に残る最も大切な思い出は?
- 最悪の思い出は?
- 1年後に死ぬとしたら、生活を変えますか?
- 友情とは何だと思いますか?
- 愛と情熱は人生でどんな役割を果たす?
- 家族は仲が良いですか?
- 相手との関係で大切にすべきことは?
- 母親との関係は?
- 相手と「共通すること」を3つ挙げてください。
第3セット(核心・親密さ)
- 「私たち」という言葉を使って共通点を3つ挙げてください。
- あなたを友人に紹介するとしたら、どんな風に紹介しますか?
- 相手の「好きなところ」を正直に伝えてください。
- 人生で一番恥ずかしかった経験は?
- 最後に泣いたのはいつ?
- 相手の好きなことを3つ挙げてください。
- 今夜死ぬとしたら、誰に何を伝えずに後悔しますか?
- 火事のとき、大切な人を助けた後に1つだけ持ち出せるとしたら?
- 家族の死で一番つらいと思うのは誰?
- あなたにとって「愛」とは?
- 人生の悩みを相談するとしたら?
- 相手と4分間見つめ合ってください。
婚活での活用方法

結婚相談所や婚活中のカップルにとって、この36問は非常に役立ちます。特に以下のような場面で効果を発揮します。
- お見合い後のプレ交際デート…沈黙を防ぎ、自然な会話のきっかけに。
- 真剣交際前の相性確認…結婚観や家族観をさりげなく探れる。
- マンネリ化したカップル…改めて本音を語り合い、新鮮さを取り戻す。
- 婚活イベント…短時間で親密さを生む仕掛けとして活用可能。
婚活は「限られた時間で相性を見極める」必要があります。
36の質問は、そのプロセスを自然に、かつ効率的に進めるためのツールとなるのです。
まとめ
アーサー・アーロンの「36の質問」は、心理学的に親密さを高めるよう設計された魔法の質問集です。
自己開示・返報性・共感・吊り橋効果・オキシトシンといった要素が組み込まれており、ただ会話を楽しむ以上の効果をもたらします。
婚活の現場では、交際初期の会話のきっかけや、真剣交際前の相性確認にとても有効。
「ちょっと試してみようかな」と思った方は、ぜひ次のデートで取り入れてみてください。
思わぬ発見や、ときめきが生まれるかもしれません。
36の質問を試してみませんか?
「愛が芽生える36の質問」は、相手との距離を縮めるきっかけになります。
でも実際の婚活では、会話の進め方や気持ちの伝え方に悩む方も少なくありません。
Sweet Colorでは、あなたに合った会話術や婚活の進め方をカウンセラーが一緒に考えます。
不安や疑問を解消しながら、素敵な出会いを形にしていきませんか?