年金は払うべき?婚活世代の正解とは

年金と婚活をテーマにしたタイトル画像

年金は払うべき?婚活中に考えたいお金のリアル

婚活をしていると、相手の性格やフィーリングだけでなく、「お金の価値観」がとても重要だと感じることはありませんか?

中でも見落としがちなのが「年金を払っているかどうか」。
「どうせもらえない」「払うだけ損」と感じている人もいますが、年金は払わないリスクの方が大きいことをご存じでしょうか?

今回は婚活中の方に向けて、「年金は払った方がいい?」という疑問に、将来設計や結婚後の生活という視点からお答えします。

1. 年金は“保険”でもある。老後だけの話ではない

年金手帳を並べた写真

多くの人が「年金=老後の生活費」というイメージを持っていますが、それだけではありません。

実は年金には障害年金や遺族年金なども含まれており、事故や病気で働けなくなったときや、家族を亡くしたときの経済的支えにもなります。

つまり、年金は“将来のための貯蓄”ではなく、“今の生活を守る保険”でもあるのです。

2. 未納が将来の結婚生活に影響することも

年金やお金の書類を確認する家族

「年金を払っていない」という状態は、将来的に以下のようなトラブルの原因になります。

  • 住宅ローン審査で信用が下がる
  • 障害年金や遺族年金がもらえない
  • 配偶者控除などの手続きで不利になる

また、婚約後や結婚生活の中で「年金払ってないんだ…」と発覚し、金銭感覚に対する信頼を失ってしまうことも。

婚活の段階から「年金をきちんと払っている」という事実は、誠実さ・責任感の証として好印象につながります

3. 年金は「元が取れる」制度?その損得を考えてみよう

年金の仕組みに疑問を持つイメージ

「払うだけで戻ってこないのでは?」という不安もあるかもしれません。

では、実際にいくら支払って、いつから“元が取れる”のでしょうか?
2025年度の国民年金の保険料は月額17,510円。40年間(20歳〜60歳)支払うと、総額はおよそ840万円になります。

一方で、満額支給の場合、65歳から年額約83万円(=月約6.9万円)が受け取れます。単純計算で、75歳前後には支払った額を超えることになります。

そして年金は一生涯もらえる終身給付なので、長生きすればするほどプラスになる、非常に“コスパの高い制度”と言えるのです。

4. パートナーと「将来を考える力」の見極めにも

年金や将来設計について話し合うカップル

婚活で大切なのは、いま現在の収入だけでなく、「将来をどう考えているか」という姿勢。

年金をしっかり納めている人は、老後や家族を見据えて行動している人とも言えます。
逆に「どうせ国に騙されるだけ」「年金なんて払うだけムダ」と断言する人は、計画的な生活設計ができない傾向も…?

相手の“価値観”を見極めるうえで、「年金に対する考え方」は大きなヒントになります。

まとめ:年金を払うことは、自分とパートナーを守る選択

将来について前向きに話すカップルの様子

「年金は払った方がいいの?」という問いに対する答えは、“払うことで得られる安心と信頼の方がずっと大きい”です。

年金は老後だけでなく、「もしも」のときの保険でもあり、また将来の自分とパートナーを守る“備え”でもあります。

婚活中から、こうした制度に目を向けていることは、自分自身の誠実さをアピールするきっかけにもなります。

相手と信頼し合いながら、一緒に将来を築いていけるように。まずは自分の年金納付状況を見直して、できることから始めてみませんか?

将来設計も含めて、安心できる婚活を。

お金の価値観や年金への考え方は、結婚後の信頼関係にもつながる大切な要素です。
Sweet Colorでは、FP資格を持つカウンセラーが、あなたの不安や悩みに寄り添います。